【エックスウィン・インサイト Vol.4】ETFフローに本物の買い──制度マネーが押し上げたBTC95,000ドル突破
- Fumi
- 13 時間前
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📅 2025年4月第4週|読了時間:4分
FUMI:こんにちは、xWINグループの荒澤です。「ビットコイン1週間の動きを深掘りする対談シリーズ」、今週もチーフリサーチャーの小林さんとお届けします。今週はついにビットコインが95,000ドルを突破しましたね。
KB:こんにちは!価格だけでなく、ETFフローや制度的な動きが一気に活発化した一週間でした。「これは本物の買いだ」と言いたくなる流れでしたね。まずは、今週の数字から見ていきましょう。
🗓 今週の価格とインデックスの動き(4/20〜4/26)
日付 | インデックス評価 | BTC価格(終値) |
4/20(日) | 63 / 100 | $85,115 |
4/21(月) | 60 / 100 | $85,115 |
4/22(火) | 63 / 100 | $87,135 |
4/23(水) | 66 / 100 | $91,472 |
4/24(木) | 69 / 100 | $93,638 |
4/25(金) | 69 / 100 | $93,565 |
4/26(土) | 70 / 100 | $95,139 |
FUMI:インデックスは週初に一時的な調整を見せたものの、火曜日以降は一貫して上昇傾向。ビットコインも約1万ドル幅で上昇しました。
KB:特に22日から23日にかけての上げ幅が大きいですね。背景にあったのが、明らかにETFフローの急拡大です。
FUMI:3日連続で高水準を維持し、インデックスは今週最高の「70」まで上昇しました。今までの中でも最も強気な評価ですね。
📊 ETF Flowが示す「本気の買い」

KB:チャートを見ると、1月中旬以来の高水準となっており、直近では+1,000を超える資金流入が見られました。これは明らかに投機的な動きではなく、機関投資家や政府系ファンドの現物ETF買いによるものと考えられます。
FUMI:特に注目されたのが、「21 Capital」やスイス中銀のMSTR買い、そしてSEC新委員長によるビットコイン支持発言ですね。このような制度的な後押しが、フローを加速させた形です。
🔍 今週のポイント①:ファンダメンタルが支える上昇
FUMI:MACDはついに1時間足でゴールデンクロス。また、Open Interestは+3.5%で71万BTC台に乗せ、明確に「強気の再構築」が見られます。
KB:MVRVも2.129と高水準で、通常なら売り圧力の警戒が必要なラインですが、それをETFフローと制度マネーの信頼感が押し返している印象ですね。

📉 今週のポイント②:懸念は米中リスクとボラティリティの急上昇
KB:ただ、注意点もあります。特に今週は24H取引量が大幅減少(517億ドル → 305億ドル)→再び417億ドルまで回復という展開で、市場全体の“熱”に波がある印象。
FUMI:加えて、米中関係も不安要素です。トランプ氏の関税強化発言など、地政学的リスクも織り込み始めているため、ここは引き続き警戒が必要です。

💱 ステーブルコイン市場:USDT・USDCの反応は?
ステーブルコイン | 時価総額 | 24H取引量(前日比) |
USDT(Tether) | $146.1B | $83.1B(+19.27%) |
USDC(Circle) | $62.3B | $12.9B(+16.09%) |
JPYC(円連動) | $14.95M | $0(-100%) |
FUMI:USDTとUSDCの取引量が揃って急回復しているのは良い兆候ですね。市場の回復が「資金移動」ではなく「投資再開」を意味している可能性があります。
KB:日本市場での「円建てDeFi」のニーズが本格化すれば、JPYCも変わるかもしれません。
✅ 結論:ETFフローは“見せかけ”ではなかった
FUMI:今週はまさに「制度マネーの本格参入」が確認された週でしたね。価格上昇だけでなく、中長期的な信頼構築にもつながるイベントが続きました。
KB:エックスウィンインデックスの「70」というスコアは、単なる価格ではなく、テクニカル・オンチェーン・政策が三位一体で揃った結果。ここからさらにブレイクする可能性も十分あると思います。
FUMI:はい、来週は重要な米国経済指標とFRBメンバーの発言も控えています。ETF資金が継続するなら、ついに10万ドル突破という声も現実味を帯びてくるかもしれません。
🎓 登場人物紹介 荒澤文寛(あらさわ・ふみひろ)xWINグループ共同創業者・シニアリサーチャー。教育×金融をつなぐプロフェッショナル。心理と経済を融合した分析に定評あり。
小林大輔(こばやし・だいすけ)xWINグループ チーフリサーチャー。金融機関や取引所での実務経験をもとに、マクロとアルゴリズムを融合した分析で注目されている。
