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ビットコイン市場の今 - ビットコインに追い風が吹いている理由


最近、ビットコインの価格が落ち着いてきたなと思っている人も多いかもしれません。でも実は今、あまり注目されていない「じわじわ効いてくる良いニュース」がいくつも積み重なっていて、これがビットコインにとって大きな追い風になりそうなんです。

きっかけのひとつは、アメリカの株式市場。株が下がったタイミングでトランプ前大統領が「もうこれ以上、株は下げさせない」と言わんばかりの発言をしました。このような発言は、投資家に安心感を与えるもので、実際に市場のムードが少し変わりました。

さらに、アメリカの中央銀行(FRB)のトップも、「経済はまだまだ健全」とする発言をし、インフレに対する警戒感をやや和らげるようなスタンスを見せました。これも「金利はそんなに上がらないかも」という空気につながり、投資家が再びリスク資産に目を向けるきっかけになっています。

こうした中で、もうひとつ注目されているのが原油価格の動きです。現在、原油価格が長く支えられてきた65ドルのラインに近づいていて、ここを下回るとさらに下がる可能性もあります。原油が安くなると、モノの価格が上がりにくくなり、結果としてインフレがおさまりやすくなる。すると、金利も上げにくくなり、リスク資産にとっては良い環境が生まれます。

実際に今、株式市場には大きなお金が戻ってきているとも言われていて、株やそれに連動しやすいビットコインにとってもプラス材料。特にビットコインは、ナスダックなどの株式指数よりも強い値動きを見せていて、注目度が高まってきています。

また、ビットコインの投資商品(ETF)に対しても資金が流入していて、これが7日間連続で続いているというデータもあります。つまり「今こそビットコインだ」と考えている人が増えてきているということです。

一方で、他の仮想通貨はあまり元気がなく、ミームコインブームも落ち着き、イーサリアムも利用が減っています。こうした状況の中、資金や関心がビットコインに集中しつつあるのが今の流れです。

これらの材料は、まだあまり広く知られておらず、多くの投資家が「完全には織り込んでいない」ものばかり。だからこそ、いまの静かな時期こそが「次の波の始まり」なのかもしれません。

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